2-6.持ち点評価法 Point evaluation

技法のポイント

持ち点評価法はスピーディに結論を出せる評価技法です。

 

1 持ち点評価法とはどんな技法か

問題点や、アイデアが出ると、評価のステップになり、通常は話し合いです。しかし、評価対象が何百もあると、とても時間がかかります。

そこで私は、評価者全員が同じ持ち点を持ち、平等に評価する「持ち点評価法」を考えました。全員の持ち点が同じで、一斉に持ち点を配分するので、ムダな討論時間が減り、全員が平等に評価できます。

 

2 持ち点評価法の進め方

まず、カードBW法などで問題点や、アイデアを出し、書かれたカードなどを、机の上に並べます。そして各自、得点をマーカーで記入します。

●各自の持ち点を決定(持ち点は、評価者が6人なら以下)①カード数が、100枚程度なら、4~6点

②カード数が、200枚程度なら、8~10点

●全アイデアカードに、以下の方式で持ち点を配分①方式:各自持ち点を各カードに配分し、2点なら・・と記入します。1カードには持ち点の半分以下しか配分できません。

②方式:持ち点の配分点を全員同じにします。3つの重要アイデアに投票の場合、重要カードを選び、1位なら3(3点)、2位なら2(2点)と記入します。

●各カードに各カードの得点合計を赤文字で記入

●得点が入ったカードだけ、他の用紙に貼り出す

●合計点の高いものを中心にベストアイデアを選ぶ